貴陽市

花渓公園

2018-06-03

花渓公園は、貴陽市南部を流れる南明河の近くに位置する景勝地である。園内および周辺地域には、ミャオ族(苗族)、プイ族(布依族)をはじめとする少数民族が居住しており、民族文化の多様性を感じられる場所でもある。とりわけ春には、百花が一斉に咲き誇り、園内は華やかな彩りに包まれる。そのため、観光や散策の最適な時期は春とされている。


花渓公園は、市街地からやや離れた郊外に位置しているため、都市生活における喧噪から離れた市民の憩いの場として親しまれている。また、この地域は亜熱帯湿潤気候に属し、温暖な気候と豊かな植生が園内の自然美を支えている。民族文化と自然環境が調和した空間は、観光資源であると同時に、地域社会における生活文化の場としても重要な役割を担っている。



補筆・再構成:大橋 直人