民族文化

長角苗族の服飾

2021-02-18

翻訳:朱 明賢

修正:宮澤 詩帆

指導:王 暁梅、楊 梅竹

監修:姚 武強


服飾は長角ミャオ族文化の重要な特徴です。外界との双方向の交流中で重要な役割を果たしています。長角ミャオ族の頭飾りは“長角のような髪飾り”で、長角ミャオ族の人の文化の特徴は主に女性の頭にかぶるあの長くて、白色の木製の新月のような櫛に体現していて、髪は木製の櫛をめぐってぐるぐる巻きにして、「∞」の形を表していると言えます。


長角ミャオ族という言葉は彼らの言語での「ムーソン」(Mu thong)という言葉に対応しています。この民族の歴史と移動の過程から知っているのは昔からミャオ族の先住民は「髻首」という風習があります。すなわち、麻縄で髪を混ぜて、頭の上にまげを作ります。かつて、ミャオ族の男性も頭に木製の角をかぶっていました。髪飾りの高さ約15センチ、長角の長さは約50センチで、髪をセットした後、両端は耳の下から肩の上までのところに垂れ、両肩の幅を超えます。髪飾りが全部終わったら、重さは約2キロから3キロで、一番重いのは6キロまでです。今まで、長角ミャオ族の女性は伝統的な髪飾りを残していますが、経済社会の発展と周りの民族との交流が融合して、男性の頭飾りと服装は大きく変化しました。基本的には漢民族の服装とあまり違いはありません。結婚式と葬式などの祝日だけに、男性は伝統的な民族服飾を着ます。ミャオ族の服の種類は多様で、制作技術が優れており、色鮮やかで多彩で、その文化伝統と生活生産を反映しています。


長角ミャオ族の女性の上着はミディアムサイズの服です。襟が後ろに傾いてしかも低くて、袖口は広くて短いです。私服は空色や黒い布地を利用して、花飾りがありません。晴れ着は、自分で染める土布や紫金色に染めた絹織物で鍛えられます。娘と若い女性の上着と背中にはたくさんの桃の花や刺繍の模様がはめ込まれています。青、赤、黄、青、紫、緑などの色の糸で四角な花を作ります。正方形の上に、横三組の花柄の布を後ろの襟につないで、正方形の裾の5組の布で対称を形成します。四角形の左右には三組の対称の模様が腰につないでいます。襟と胸部の布は「蚕娘図」のセットです。下の部分はプリーツスカート、プリーツとスカートで構成されています。プリーツは青黒色で、長さは約80センチです。スカートの布の長さは13~18メートルで、幅は60センチで、赤紫色に染められています。裾の幅は15~20センチで、人形の模様、ドットの模様、ウキクサの花で飾られています。秋と冬には赤いゲートルを巻きます。晴れ着に腰掛けをします。ドレス(または最も盛装)は銀で作った服、銀で作ったマフラー、銀で作った鳳凰の形をした冠、銀で作った簪、銀で作ったイヤリング、銀で作った首輪、銀で作った腕輪、銀で作った指輪などを着ます。この様式は長角ミャオ族の銀飾の最も多い種類の一つです。


男性の上着は襟なしのゆったりとしたスタイルで、両袖はゆったりとしていて、服と体の角度をなしています。スカートの連体を形成しています。両袖は土色の布で飾ります以外、全身の刺繍もあります。模様の構造は衣服の背の真ん中に正方形の枠を斜めに置いてあります。枠内の中央では太陽の紋様や丸い輪の竜の紋様、四角は紅葉の紋様や蝶の紋様で、枠外の四隅は鳳頭竜身図や異形の竜図で、両袖は竜の図案が多く、飛鳥や異形の動物の図案もあります。要するに、このようなデザインの服飾の図案は豊富で、原始の古風で質朴で、色は緑の絹織物を底にして、オレンジ、黒色、薄い黄色と白い花飾りを基調にして、長角ミャオ族が詰めている逸品です。一般的には、祖先を祭る大典で儀仗隊である芦笙を吹く人に着用されています。