翻訳:陳 応梅
修正:宮澤 詩帆
指導:王 暁梅、楊 梅竹
監修:姚 武強
ミャオ族の建築物
ミャオ族は建築選定材と家屋構築の面で独自の建築スタイルを形成しました。ミャオ族の人は木造建築を好み、家は一般的に三階建てです。一階部分は斜面のでこぼこの問題を解決するために、雑物を積んだり、家畜を飼ったりするのが一般的です。二階部分は正室、三階は穀倉です。三階部分には「美人靠」を設置して、良いお婿さんを迎えるために、年頃の娘を披露しました。
家屋の材料は各地で異なります。黔東南ミャオ族地区は木材が多いため、木の家、瓦の家が多く使われ、草や土壁の家は少ないです。黔中南一帯には、木造の家、瓦の家、草の家、土壁の家があり、特に草の家、土壁の家が多いです。このほか、多くのミャオ族が「杈杈房」を作って住んでいます。つまり家の中には家具の調度がなく、架木をベッド、下敷きにして席を作り、草株を作ってベンチとしています。
黔東南と黔北の一部の地区には、「吊脚楼」という特殊な部屋の形式があります。斜面の上に建設し、地盤を「厂」の字に削った土台は、土台の下を長い木柱で支え、土台の高さに応じてその段を取って貫きと梁を通し、土台と平らにし、梁に床板を敷き、家の前庁とし、その下に家畜を飼う場所、あるいは雑物を保存します。長柱の前庁の上には、また台上の主房に穿設で接続され、主室の一部が構成されています。台上の主房はまた2階に分かれています。1階に人が住み、上層に雑物が入っています。屋根は瓦や樹皮を覆い、壁は板やレンガで装飾されています。
ミャオ族の農業器具
1、焼き畑と開拓
鉄斧、鉈、鹤嘴锄(鶴嘴式の木柄先端に円錐状の鍬刃を取り付けます。)、插撬(木柄と鉄先で構成されています。)、鋤。
2、土地を掘り起こした農業器具
踏み切り犂、鉄口鋤(鋤と木柄で構成されています)、犂。
3、施肥と水利
熊手、糞籠、天秤棒、糞槽、筧、水車、魚屋。
4、地ならし
石耙(天然石畳で作られ、その上に2本の藤の輪を作り、藤の輪にひもを結び、使用する際には、一人でロープを担いで水田で引っ張ることを繰り返します。)
踩耙(苗畑は専門的に使用し、板で作られています。使用時には、一人で両手で梁を握り、踩耙の両端に両足を置いました。)
木耙(全木製構造で、上梁は手すり、下梁には7本または9本の熊手歯が取り付けられています。使用時には、一人が前に引き、一人が後ろで木耙を取り、牛で牽引するものもあります。)
レーキ(鉄耙)。
5、農作業管理
木棰、小薅鋤(畑で使用し、鍬口は三角形をなし、除草に用いる道具です。)
板鋤(くわは板状で、長い柄をつけ、除草、畑掘りに用いられる農具です。)
竹絆刀(竹で作られ、一端は柄、もう一方の端は両側に刃があります。若草を除去するだけで、その根を取り除くことはできません。)
鉄絆刀(鉄刃、木柄は、竹絆刀に似ており、雑草を切るだけでなく、小さな木や草根を切ることもできます。)
6、刈り入れ
鎌、摘刀(半円形の板に、鉄片をはめ込みます。板裏面に穴があり、紐カバーを結び、指にはめて使用です。)
谷籠(木製、正方形で、上の口が大きく下の底が小さいです。稲を刈り取るときは、あらかじめ畑に運び、稲刈りをしながらたたいております。)
籠(竹や柳の枝で編んでいます)、晒耙(熊手と木の柄で構成され、中央に木柄を取り付けるための穴があり、柄の長さは180センチです。)
晒席(竹で編成し、すべて長方形です。地面に置いて稲を干します。)、塵取り、連枷(一本棒で、長さ1.5メートルで、谷やそばをたたくために使われます。)、木棰。
7、貯蔵と加工
谷囤(谷囤は小さく、竹や枝で編成され、円形で、中にはドア、窓が設置されており、穀物が置かれています。)
倉屋(木造構造の欄干式の建物は、上下2階に分かれています。上層は食糧を保管し、下層は肥料を貯蔵です。)、唐臼、石臼、水碾(水利を利用して回転する碾を動かします。)