民族文化

儺戯

2018-06-04

 儺戯は、地域に住む巫が主としてイエの要請を受けて、時々にイエのなかで巫儀を施すものである。巫は男が中心で、かれらは四、五人のチームを作る。そして、音楽と踊り、またカミの伝承詞章を持ち、それらを駆使しつつカミゴトを多彩にくり広げ、それにより諸種の神霊をもてなし、イエの側の祈願、あるいは感謝の念を伝えてやる。銅仁市内の東山寺には、この地方の民俗を紹介する「東山寺儺文化博物館」が併設されており、「儺戯」と呼ばれる地元劇の見ることもできる。